雰囲気と儀式的な感染(「Fethica* Vol.20」感想)

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    先日行われたFethica* Vol.20の感想です。
    (前回行った際の感想はこちらです)

    今回は20時前頃からの参加でした。

    ちょうど入った時にはcuillieres a dessertによるファッションショーが行われていました。

    これ、すごくよかったんですよ。

    ショーの最中の音楽とモデルさんたちの本当にゆっくりとした歩みが、いい雰囲気を作っていました。
    モデルさんは全員仮面(といえばいいのかな)で目が隠されていて表情が完全には見えず、挑発的な感じや謎めいた感じを出していたように思います。

    cuillieres a dessertはクラシカルロリータ服のブランドだそうですが、Fethica*の空間に完全に合っていましたね。

    実はファッションショーを見るのは初めてだったかもしれませんが、初めて見たものがこういったものですごくよかったです。

    ファッションについてきっと疎い私だからこそ、雰囲気を感じ取ることに精一杯だったのかもしれませんが、それでもとても楽しむことができました。


    その後はDJ めるぱんさんによるDJの時間。

    前回もDJされていためるぱんさんでしたが、私が行った時間はガバを流していました。
    (後半は別のジャンルでしたね)

    私、あの激しすぎるビートのガバが大好きなんです。

    踊れない私ですが、頭を振っていました。
    クラブイベントには行かない人間なのですが、やはりこうやって場で体感するとすごく楽しいですよね。

    音楽ってやはり場に立ち会って楽しむことも含んでいたんだ、と再確認させられました。
    外側から与えられた音が内側に入り込み、気持ちとして浸透していきますよね。


    そして玉姫組 + NOBU〈RINDON〉による演奏の中でのSMショー(とえいばいいのかな)。

    逆さ吊り始めてみましたよ。

    淡々と縛っていくショーを見ていくと、内心ゆっくりと盛り上げられているのが、わかるんですよね。

    盛り上げられているのが、縛られている方なのか私(たち)なのか、もう判然としないのですが、きっとそんな区別はないのでしょう。

    これは勝手な私の思考ですが、きっと過去にあった儀式と呼ばれるものは、その儀式を遂行している者だけでなく、そこに参加しているものが共感に近い形で体感しているものがあるはずです。

    そういったものに近いものがショーにはありました。

    ダイナミックなのに動ではなく静を感じるような、なかば言葉では矛盾してしまっているのですが、そういう表現が当てはまるショーでしたね。

    縄で体が浮くっていうのがもうすごいことなのに、それで体が上下逆さまになってしまうというのはやっぱりすごいですね。

    演奏の展開もショーの内容に合わせていて、飽きることがありませんでした。


    その後、PgyaPgyamushiさんのDJを経て今回のFethica*は終了でした。

    ほとんど終盤からの参加だったのですが、すごくそれでも濃い時間を体験できたように思います。

    前回は終了まではいなかったのですが、今回は終了に立ち会えたのもよかったですね。

    暗くなっているフロアが明るくなるまでいるっていうのはまた、何か達成したものに立ち会えることでもあるんだな、と思いました。


    先ほど少し書いたことですけど、こういうイベントこそ、もしかしたら儀式的なものがもつ何かを現代で体現しているのではないでしょうか。

    私自身の関心がそういったところに強くあるので、イベントを振り返ってそういうことを思ってしまいます。

    あらわすことは、自己表現だけでなく、共感を越えて、何か感染するようなものがあるのではないでしょうか。

    感染するものは、広い意味で聖なるものとでも言えるもので、日常の本当に紙一重の裏側に浸透しきっているのだと思うのですが。

    締めの言葉が少し妄想めいてしまいましたが、その確信を得るために私の動きがあるというのも事実なのです。

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