願望を叶える単純な魔法(リチャード・バック『イリュージョン』)

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    リチャード・バックの『イリュージョン』は何度も読み返している小説です。
    (画像のもう一冊は作中に登場する『救世主のハンドブック』、"Messiah's Handbook"です)

    とても一言で語りきれる本ではありませんが、願望を実現するという点から内容を少し紹介します。

    主人公リチャードの前に現れたドナルド・シモダ(彼は「ドン」という愛称で呼ばれます)は魔法のような出来事をたくさん起こします。
    水面を歩く、地面を泳ぐ、壁を通りぬける。
    そういったことをドンは全て当たり前のように引き起こすのです。

    でもそれをドンは大したことだと思っていません。
    なぜならこういったことをドンは、誰にでも当たり前にできるものだと考えているからです。
    「ゴマ粒ほどの想像力があれば、きみはなんでもできる」、リチャードに対してドンはそう言い切ります。


    この作品は単に願望実現だけを述べたようとしたものではないと思います。
    願望を当たり前のように叶えること、それと同時に自分が自分らしく生きること、そこにある「自由」というものを強く読者に喚起しようとしていると感じます。

    単なる想像力、それでもきっと何か貫き通すことができるくらいの想像力があれば、何でもできる力がそこにある、ということなのでしょう。
    そしてそれこそが自由で自分らしさに向かう道だと言いたいのかもしれません。

    私自身、自分が心の底から願い続けてきたことは、時間がかかっても適切な時に実現してきたと思っています。
    想像力が現実の中に願っていたものを作り出す際、面倒なことや苦痛なことであっても貫き通せる勢いがあると私は強く感じていました。

    それでも何だか確信がないようなところがあったのですが、この『イリュージョン』はそんな私の背中を押してくれた本でもあります。

    また別の機会に、この本についてまた書くかもしれません。
    いろいろな示唆を与えてくれますし、一度に書ききれないくらい思い入れがあります。

    「自由をほしいと思う気持ちはどの程度なんだ? 目覚めているときの夢も、変わりないね。きみは背中にくくりつけられている日常の仕事、権限、退屈、引力といったいっさいにものから自由になりたいと思っている。きみは気づいていないが、すでに自由だし、ずっと自由だったんだよ。このゴマ半分ほどの想像力でもあれば……きみはもう最高の魔法使いだ。要は、想像力さ! どうだい?」



    補足(2013.7/5)
    私流の願望実現の方法について、こちらの記事で取りあげました。


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